スペシャルインタビュー 親子二代の建築に対する想い
相談役 金井 彰彦 創業以来、大切にしてきた精神は「誠実」そして「信頼」。つらぬいてきた志を次の世代へ…、新社長 金井 一憲 地域の人々と暮らしを建設の分野から支えたい。目指すのは、時を経て美しい「ふるさとの街並」。
スペシャルインタビュー

仕事をする上で大切にしている事は?

相談役

私たちの業務は、公共事業も民間工事も甲府盆地の中を主なフィールドとしています。地域の方々に安心して工事を任せていただけるよう、 仕事は誠実さを旨とし、それを積み重ねてゆく事で、皆さんからの信頼を得られるよう、日々努力しております。
お客様のおっしゃる事には、それがどのようなご意見であってもしっかり耳を傾け、迅速に対応できるような信条と体制づくりが大切だと感じています。

新社長

体調が悪ければ、かかりつけのお医者さんに診てもらうのと同様、建物に不具合があれば、お客様からすぐにご相談いただけるような、そんな身近で頼りがいのある存在でありたいですね。
これまでもそうでしたが、この先も人と人のつながりをより大事にして行きたい。
ふるさとにしっかりと根を下ろした企業に成長して行きたいと思っております。

世界の建築、宏和のブランドについて。

新社長

建築の最先端は、やはりドイツですね。日本は火山国という背景から、技術面の水準は高いと思います。特に神社仏閣に象徴される伝統工法は、日本が世界に誇る建築様式であり、しっかりと受け継ぎ守って行かなければと思います。
ヨーロッパを見習いたいのは、古い建物を修繕して長く大切に使うという建物への価値観ですね。宏和でも、せっかく予算をかけるなら、壊しては建てる消費型の建築から何代にもわたって住み次いでゆけるような建物を建てたいと思っています。

相談役

日本は地震の脅威から自ずと基準も厳しく建築にかかるコストはどうしても高くなってしまう。お客様の大切なご予算を最大限に活かして、より良いものを造る企業努力は常にしてゆきたいと思っております。
弊社では、1つの案件を最初から最後まで担当の社員が責任を持って、予算の計算や工期の管理など、一人一人が経営者の視点を持って仕事にあたります。お客様とじっくりとコミュニケーションを取り、すぐに現場にフィードバック出来る事が、お客様から信頼を寄せていただける「宏和イズム」になってくれていると思います。

宏和建設の想う建築のこれからについてお聞かせください。

新社長

建設とは多くの人が関わり、人間の技と技が結晶して初めて建物としてカタチを成すものと思っているんです。日本特有の繊細な技術やセンスを活かしつつ、新たな建築工法や感覚を養って、使う人や地域に合わせた「機能美」と「個性」を兼ね備えた建物、時を経てより趣のある建物を造って行けたらと思います。
経営理念にも通じる事ですが、丁寧に誠実に仕事をする事で、地域の人々とその暮らしを守る強く優しい建物を造ることが使命であると感じます。

相談役

建設は責任の重い仕事だと自負しています。一度建てた建物はそこに集う人々に長く愛されるものであってほしい。社長の言うように、防災・防犯の観点からみても、生命や財産を守る砦として、また、長く街並にとけ込み地域の皆さんの記憶に残る建物造りを目指したいと思っております。

新社長

親の背中をみながら「いつか自分も」と自然にこの道へと憧れました。建築に関わる人間として、 一歩一歩着実に、実直に、仕事に向き合いたいと思っています。

金井彰彦

相談役金井 彰彦

Akihiko Kanai

1941年生まれ。
1960年より事業を支えてきました。

金井一憲

新社長金井 一憲

Kazunori Kanai

1973年生まれ。
2011年6月より新社長に就任。

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